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2015年8月19日(水)

バンコクで爆発22人死亡

負傷者123人 外国人に人気の繁華街

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 【ホーチミン=井上歩】タイの首都バンコク中心部の繁華街で17日夜、爆発があり、警察の発表によると22人が死亡、123人が負傷しました。日本人男性1人が重傷で治療を受けています。警察は何者かが仕掛けた爆弾が爆発したとして監視カメラの映像を分析するなど捜査を進めています。


 爆発があったのは、大型商業施設などが集まる中心部にあるヒンズー教の神をまつる「エラワン廟(びょう)」で、中国などの外国人観光客や地元の人にも人気の観光スポット。テレビの映像には、爆発で大きな火の手があがり、通行人が逃げまどう姿が映し出されました。大きな爆発でオートバイなども破壊されました。

 報道によると、犠牲者には中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア国籍の人々が含まれています。

 18日までに犯行声明などは出されておらず、タイ警察当局も犯人像について特定する見解はのべていません。ロイター通信によると、プラユット暫定首相は18日、当局が監視カメラに映っていた不審な人物の行方を追っているとのべました。

 今回の事件は昨年5月の軍事クーデター以来、初の大規模な爆発事件となりました。

 タイ国内では軍部や王党派などとタクシン元首相派との深刻な政治対立が未解決のまま。タイ南部ではイスラム武装組織による襲撃事件や爆発事件が続発しています。

 東南アジア諸国は、中東の過激派組織ISの影響によるテロへの警戒も強めています。また、タイ軍事政権は7月、中国新疆ウイグル自治区から逃れてきたウイグル族100人以上を中国に送還しています。


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