2015年8月16日(日)
全戦争被害救え
東京 当事者・支援者ら集会
|
空襲など民間人被害者への救済を求める人たちは14日、東京都内で集会「時代は動いている ―戦争被害のすべて解決のときだ!―」を開き、約250人が参加しました。主催は被害者と弁護士らでつくる「戦後70年・戦争被害のすべて解決を!」実行委員会。
中山武敏実行委員長(弁護士)は「一日も早い立法化による救済を求めて、広範な世論形成をしていきたい」と決意を語りました。
「戦争を始めた政府の責任や被害者を放置してきた不作為は明らかだ」と指摘した小林節慶応大学名誉教授は安倍首相が同日発表した「戦後70年談話」についても言及。「『積極的平和主義』で貢献していきたいと言っていたが、言い換えれば軍国主義です。価値観を共有する外国とともに、敵をせん滅して『平和』にするという、永遠に『恨み』が続くものだ」と厳しく批判しました。
大前治弁護士が、空襲被害を拡大させた一因の「防空法」について講演。署名や語り部活動への取り組み、被害解決のために力を尽くす―との集会アピールを採択しました。
日本共産党の田村智子参院議員が参加し、あいさつしました。