2015年8月5日(水)
中国と相互関係発展を
参院財金委 大門議員 冷静な議論要求
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日本共産党の大門みきし議員は4日、参院財政金融委員会で、「戦争法案」の審議でことさらに中国の「脅威」が強調されていることを指摘し、日中間の経済的連携の強さや、3年2カ月ぶりに開催された閣僚級の第5回日中財務対話(6月)にも触れ、「余計な衝突をあおらず、相互発展を考えるべきだ」と主張しました。
大門氏は、日中間には尖閣諸島などの問題があることは事実だと指摘しつつも、「すぐに(中国が)攻撃してくる、戦争になるといった極端な議論が『戦争法案』の議論の中で横行している」と批判。「(日中間での)相互依存も強まるなか、冷静で総合的な議論が必要だ」と述べました。
日中関係の展望を問われた麻生太郎財務相は、「信頼関係をつくるのには時間がかかる」としつつ、「利害関係で一致するところはあるから率直に話せば通じるところがある」と答弁しました。