2015年8月4日(火)
よりよい保育つくろう
保育合研閉会 1万人超の参加
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1日から東京で始まった第47回全国保育団体合同研究集会(合研)が3日、閉会しました。3日間で全都道府県から保育者、保護者、研究者ら1万854人が参加し、学び、交流しました。
島根県出雲市の女性(22)は合研初参加。「全国の保育実践が勉強になりました。3歳児クラスの担任をしていますが、子どもたちに会いたくなりました」と笑顔でこたえました。
京都市の女性(46)は1歳10カ月の娘を連れて初参加。「親として、保育園は人間の基礎をつくる大事な場所だと感じています。なのに賃金など保育士の労働条件が低いのはおかしい。国・自治体でもっと保育を充実してほしい」
大阪市の保育士、女性(39)は「子ども・子育て支援新制度で多様な保育園ができて不安です。でも、逆によりよい保育をつくっていくチャンスにもなるんだということを、この合研で学びました」といいます。
採択された宣言は、待機児童の増加、子どもにふさわしくない環境での保育の広がり、保育士不足などをあげ、「すべての子どもの保育を受ける権利が保障されるよう、子ども・子育て支援新制度の問題点を改善し、公的保育を拡充するとりくみを全国各地ですすめていきましょう」と呼びかけました。
アニメーション映画監督の高畑勲さんが記念講演しました。