2015年8月1日(土)
“参院で必ず廃案”決意
若者憲法集会実行委 国会要請と集会
山下氏が報告
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6月に東京・渋谷で戦争法案に反対するデモを3500人で成功させた「若者憲法集会実行委員会」は31日、戦争法案に反対するよう求めて、参院特別委員会に所属する参院議員への要請行動を実施しました。要請に先立って衆院第2議員会館で行われた集会では、学生や働く若者たちが廃案に追い込む決意を語りました。
主催者を代表してあいさつした日本民主青年同盟の田中悠委員長は、全国の青年から反対署名と安倍首相への手紙が寄せられているとのべ、そのうち1通を紹介。「今日、戦争する夢を見ました」と始まる手紙です。夢の中で母親が撃たれ、自分も敵国の人と撃ち合いをしたとつづり、「こんな思いを誰にもさせないでください」と結んでいます。
田中氏は「これを現実にさせないように国会議員は頑張るべきです。憲法9条をもつ日本で、若者を戦場に送り、人を殺させてはいけない。この思いを届けて参院議員にプレッシャーをかけよう」と訴えました。
国会情勢を報告した日本共産党の山下芳生書記局長は、同実行委員会がデモをおこなって以来、若い人が数万人規模で国会にかけつけて声を上げる運動に広がっていったと強調。「みなさんのたたかいが国会のまわりを熱くし、全国で若い人の運動を広げる力になっています。なぜ反対するのかみなさんの言葉で参院議員に訴えてください。参院で必ず廃案に追い込むために、ともにがんばりましょう」と訴えました。
参加した若者が決意を表明。「安全保障法案に反対する働く若者の会」の代表は「若者の声を結集して反対の世論を喚起したい」と発言。ピースナイトナイン実行委員会の代表は「数の力で押し通そうとするのは許せない」と語りました。