2015年7月19日(日)
羽田飛行経路
市街地上空見直しを
国交省に小池氏らが要請
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羽田空港の離着陸便の増便で、東京都の都心などの市街地上空が飛行経路になる問題で17日、日本共産党の国会議員、都議、関連地域の議員、住民らが国土交通省航空局の担当者から説明を聞き、危険な経路の見直しを求めました。
小池晃、吉良よし子両参院議員、畑野君枝、池内さおり両衆院議員と都議、品川など10区の区議と川崎市議、千葉市議、着陸する飛行機が低空を通過する品川区などの住民ら約60人が参加。椎葉かずゆき参院比例候補も同席しました。
国交省は、国際便の需要が増加する午後3時から7時の時間帯で南風の時に、市街地を通過する飛行経路をとると説明。7月から経路下の自治体で説明会を開くと述べました。
小池氏は「『羽田空港は東京湾を活用する』という大原則を変えるのは安全性や騒音の面で許されない」と主張。飛行経路の見直しを求めました。
参加者からは、騒音や落下物、墜落事故への対策や市街地上空が飛行経路として固定化されることへの懸念が次々に指摘されました。住民説明会について、国交省の予定するパネル展示と説明だけでなく、地域ごとに住民を集めて説明会を開くよう訴えました。
吉良氏は「説明会の結果、反対の声が多いのであれば計画自体を見直すべきだ」と述べました。