2015年7月17日(金)
九条の会が署名手渡す
戦争法案反対 志位委員長に
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「九条の会」の小森陽一事務局長(東大教授)ら同会メンバーは戦争法案が衆院本会議で強行採決された16日、国会内に日本共産党の志位和夫委員長を訪ね、「集団的自衛権行使は海外で戦争をすることであり、平和憲法の破壊です。憲法9条を守り、生かしてください」と題する署名7万1000人分を手渡しました。
懇談では、この間、国会周辺はじめ全国で繰り広げられた戦争法案反対の空前ともいえる運動の意義が話題となりました。
小森氏が、「生活のなかに(平和のための)思想が宿ってきたというのが実感です」と語ったのに対し、志位氏は、「先人が70年間守ってきたものを引き継ぎたいと、青年たちが年配者と一緒になって運動している。一人一人が主権者であるという民主主義の成熟を実感しています」と強調しました。
今後のたたかいについて志位氏は、「政府・与党は衆院では採決を強行しましたが、これは国民的に追いつめられ逃げ込んだ結果です。成立のためには参院か衆院のどちらかで再び強行採決することが必要であり、そうできないようにするため、論戦と国民運動でさらに追いつめていきたい」と表明。小森氏らと廃案に向けた決意を固め合いました。