2015年7月14日(火)
国民の声は撤回・廃案
山下氏 “強行採決は言語道断”
|
日本共産党の山下芳生書記局長は13日、国会内で記者会見し、政府・与党が今週中にも戦争法案の採決強行を狙っていることについて、「言語道断です。憲法違反の法案はいくら審議しても憲法違反で、『違憲』が『合憲』にかわることはありません。国民の5〜6割が『反対』、8割が『説明不足』だといっています。そのもとでの(採決)強行は、憲法9条だけでなく国民主権を踏みにじる暴挙で、断じて許されません」と厳しく指摘しました。
山下氏は、安倍内閣の支持率と不支持率が逆転した直近の複数の世論調査を示し、「ここには戦争法案の内容とともに、民主主義をじゅうりんするやり方への国民の強い怒りが示されています。国民の声に真摯(しんし)に耳を傾けて、法案の採決強行を中止し、撤回、廃案を強く求めたい」と述べました。
山下氏は仮に採決を強行した場合について問われ、「(国民の)深刻な怒りを呼び起こします。国民主権を踏みにじる暴挙は、国民からとんでもないしっぺ返しを食らうことになるのは間違いありません。断じて採決をするべきではありません」と強調しました。