2015年7月5日(日)
言論弾圧・歴史わい曲許さず
沖縄県民集会 安倍首相に謝罪求める
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自民党の報道機関への圧力発言や沖縄に対する暴言は断じて見過ごせないと、「言論の弾圧と沖縄歴史のわい曲を許さない! 言論・表現・報道の自由を守る沖縄県民集会」が4日、那覇市内で開かれました。急な開催にもかかわらず約450人が参加し、立って聞く人もいました。主催は、県議会与党5会派、マスコミ労協などでつくる実行委員会。
琉球新報の潮平芳和編集局長は、「自民党議員の勉強会は、安保関連法案を『違憲』だとして批判的報道を繰り広げる報道機関への安倍政権のいらだちをあぶり出した」と指摘。安倍首相の謝罪を半歩前進としつつ、「謝罪が本当に実態を伴うものか今後の言動を注視する」と、くぎを刺しました。
沖縄タイムスの石川達也編集局次長は、両親が普天間出身と断って、戦前の普天間の様子と住民の暮らしを詳しく紹介し、「いくさ世が終わって元の所に住みたいという沖縄県民の思いの、どこが悪いのでしょうか」と語りました。
横田達弁護士、照屋寛之沖縄国際大学教授が発言しました。
県議会での決議について仲村未央県議が報告。琉球大学法科大学院の高良鉄美教授が講演しました。
集会は、今回の発言は「政権の意に沿わない報道や放送、表現への弾圧につながるもの」と指摘し、自民党国会議員や百田尚樹氏の発言に抗議するとともに、自民党最高責任者である安倍晋三総裁に謝罪を求める決議を採択しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も紹介されました。