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2015年7月3日(金)

賭博依存にするな

辰巳議員 カジノ構想を追及

参院委

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=2日、参院国交委

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は2日の参院国土交通委員会で、安倍政権が推進するカジノ賭博場を中核とする統合型リゾート(IR)構想に対して、「日本の観光、経済をばくち依存にしてはならない」と追及しました。

 政府は6月30日に閣議決定した「改定成長戦略」で「IRは観光振興、地域振興、産業振興等に資することが期待される」とした上、依存症対策など必要な措置について「関係省庁において検討を進める」としています。

 辰巳氏は、直近の世論調査(日本世論調査会、6月13、14日実施)で、国内のカジノ設置に「反対」65%、「賛成」30%だったことをあげ、「国民はカジノそのものに否定的だ」と強調。内閣官房に置かれたカジノ推進特命チームの渡邊一洋内閣審議官はカジノへの国民の受け止めについて「世論調査では総じて消極的な声が6割あると承知している」と認めました。辰巳氏はギャンブル依存症、青少年への悪影響について厚生労働省、文部科学省の態度をただしました。

 永岡桂子厚労副大臣は「IRでは依存症を防止するための措置が必要と考えている」、山本ともひろ文部科学政務官は「賭博は違法であり、巻き込まれない、手を出さないということを教えるのが大切だ」と答えました。

 辰巳氏は、日本を訪れる外国人観光客が、ショッピングや日本食、自然観光などとともに日本の治安の良さにひかれていることをあげて、カジノ解禁についての太田昭宏国土交通相の見解を求めました。太田国交相は「閣議決定にある通りだ」とのみ答えました。


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