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2015年6月28日(日)

同性婚、全米で合憲

米連邦最高裁が判決

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 【ワシントン=島田峰隆】米連邦最高裁判所は26日、同性婚を禁止した州法を憲法違反とする判決を出しました。全米50州で同性婚が憲法上の権利として認められることになります。

 米国では現在、約40州と首都ワシントンが同性婚を認めています。中西部オハイオ州などを管轄する連邦高裁が昨年11月、同性婚を禁止した州法は合憲とする判断を出したことを受け、同州出身の男性らが最高裁に裁判を起こしていました。

 最高裁判決は、市民に対する法の下の平等保護を認めた憲法修正第14条に基づいて「各州は同性婚を許可し、他の州が受理した同性婚も認める必要がある」と指摘。裁判官9人中5人がこれを支持しました。

 判決を支持したケネディ判事は「結婚したいという同性愛者の願いが、孤独の中での生活や、文明の最も古い社会制度からの排除に終わってはならない」「彼らが求めているのは法の下での平等な尊厳だ。憲法はその権利を彼らに認めている」としました。

 オバマ大統領は同日、ホワイトハウスで「判決は米国にとっての勝利だ」「すべての国民が平等に扱われるとき、われわれはより自由になる」と演説しました。


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