2015年6月20日(土)
戦争法案反対アピール
賛同の学者5000人超す
「安全保障関連法案に反対する学者の会」が12日に発表したアピールに、わずか1週間で5000人超の学者・研究者、7000人超の市民が賛同したことが19日までに分かりました。
アピールは、大学が日本の侵略戦争に協力し、学徒を戦地へ送った「痛恨の歴史」を振り返り、「二度と再び、若者を戦地に送り、殺し殺される状況にさらすことを認めることができません」と廃案を求めています。
学者61人が呼びかけ人となってインターネット上で募り、賛同者は19日午後3時現在、学者・研究者5289人、市民7186人。
急速な広がりについて同会発起人の1人、佐藤学・学習院大教授はこう語ります。
「違憲性のある法案が国会へ上程され審議されていることに対し、いかに多くの学者や研究者が民主主義の危機を感じ、集団的自衛権を容認するという憲法無視の『戦争する国』への突入にたいし、深く憂慮していることの表れです。学生や市民との連帯を強め、いっそう運動を拡大していきたい」