2015年6月12日(金)
米ロス市議会が最終承認
最賃15ドル(1845円)に増額へ
【ワシントン=洞口昇幸】米カリフォルニア州ロサンゼルス市議会は10日、市独自で最低賃金を時給15ドル(約1845円)に引き上げる法案の最終採決を行い、賛成多数で承認しました。
同州の最低賃金を現在の時給9ドルから2020年までに段階的に15ドルに引き上げます。従業員25人以下の事業者は、21年までに引き上げます。ガルセッティ市長(民主党)は13日に同法案に署名する予定だといいます。
米政府規定の現行最低賃金は時給7・25ドル。約3年前から時給15ドルを求める運動が各地で始まり、これまでにワシントン州シアトルやカリフォルニア州サンフランシスコで、段階的に最低賃金を時給15ドルに引き上げることが決まっています。