2015年5月31日(日)
志位質問紹介
「首相も防衛相も無責任」
派兵隊員自殺問題 ラジオ番組が批判
「自衛隊の過酷な実態」をテーマにした29日放送のTBSラジオ「荻上チキ・セッション22」で、日本共産党の志位和夫委員長が衆院安保法制特別委員会(27日)で明らかにした「海外に派遣された自衛官54人が自殺」の問題を柱にトークを展開しました。
パーソナリティーの荻上チキさん(評論家)はコーナーの冒頭、「今日の議論のきっかけとなったのが、共産党の志位委員長の質問」だと紹介。「総理、これだけの若者が犠牲になり、心の傷を負っている」と安倍首相に迫る、志位質問のハイライトをじっくり流しました。
「このやりとりをどう聞きましたか」。荻上さんの問いに、ゲストのジャーナリスト・三宅勝久さんは、「安倍さんも中谷(防衛相)さんも無責任。隊員の命なんてどうでもいいと私には聞こえました」と語りました。
自衛隊員のいじめ・自殺問題を長年取材してきた三宅さんは、2003年のイラク派兵前後から隊員の自殺が高水準になったと指摘します。「もっと過酷な場所に送り出す法案を通せば、今までとは比較にならない悲惨な状況が起きるのは間違いないと思います」「国民の世論で自衛隊を監視し、国会を国民の元に取り戻す。そうでなければ隊員の命が脅かされ、徴兵制にもつながっていく」と警鐘を鳴らしました。