2015年5月24日(日)
地域経済協力テーマに
ICAPP特別会合
日本共産党 田川氏が参加
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地域の経済協力をテーマに、アジア政党国際会議(ICAPP)の特別会合「アジアのためのロシア、ビジネスの新たな可能性」が21〜23日、ロシア極東のウラジオストクで行われました。
15カ国から与野党19政党の代表、オブザーバーのビジネス関係者ら約100人が集まり、日本共産党からは田川実書記局員・国際委員会事務局長が参加しました。
22日の全体会で発言した田川氏は、ロシアのアジア重視が地域の平和と安定、平等互恵の繁栄を促進し、地域の共同体づくりへの貢献となるよう希望を表明。同時に、ビジネスの健全な発展のためにも地域の平和と安定をめざす取り組みが不可欠だと指摘し、日本共産党の「北東アジア平和協力構想」を紹介しました。
その中で田川氏は、日本とロシアの間を含め、領土に関する紛争問題の解決には、歴史的事実と国際法にもとづく冷静な外交解決に徹することが必要で、力による現状変更など紛争をエスカレートさせる行動は厳しく慎むべきだと強調しました。
「安倍発言」に驚き
また田川氏は、安倍首相が20日の党首討論で「ポツダム宣言」を読んでいないと述べ、日本の過去の戦争について善悪の判断を避けたことを紹介しました。
会場では、顔をしかめたり、あわててメモをとったりする参加者も見られました。