2015年5月13日(水)
戦争立法阻止 力合わせ
東京・日比谷野音で集会 憲法守れの声大きく
「戦争立法」をめぐって緊迫する12日夜、東京・日比谷野外音楽堂で「許すな! 戦争法案」集会が開かれました。2800人が参加。「力を合わせて、戦争法案をやめさせよう」と訴えが相次ぎ、「戦争させない」「9条壊すな」とコールしました。
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集会やデモに参加したことがなかったという女性(47)=東京都台東区=は、「海外で、戦争する国づくりを進めればテロの危険も増えてしまう。行動して戦争法案を阻止したい」。同板橋区の女性(65)は、「若者が血を流すなんて許せない。何としても平和を守り続けます」と力をこめます。
集会には日本共産党、民主党、社民党、生活の党、沖縄社会大衆党の代表があいさつしました。
共産党から参加した衆参11人の国会議員を代表して小池晃副委員長・参院議員があいさつ。「安倍政権が『戦争する国づくり』に向かえば向かうほど、憲法を守れの声が大きくなっている。国会内外で力を合わせ、戦後最悪の安倍政権を打倒しよう」と訴えると、「よし」「そうだ」の声がかかりました。
暉峻(てるおか)淑子埼玉大学名誉教授が「まちがった社会の流れを止める杭(くい)になるためにデモに参加したい」とゲストスピーチしました。
日本弁護士連合会の山岸良太憲法問題対策本部長代行は、「戦争は最大の人権侵害だ」と強調。日本体育大学の清水雅彦教授は、「私たちの手によって安倍首相を政権の座からひきずりおろそう」と呼びかけました。
集会を呼びかけたのは、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」。ルポライターの鎌田慧さんが主催者あいさつしました。
参加者は雨の中、デモ行進しました。