2015年5月9日(土)
新基地反対「辺野古基金」共同代表
新たに宮崎・鳥越氏
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沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する有識者や経済人が中心となって設立した、新基地建設反対運動を支える「辺野古基金」の共同代表に、映画監督の宮崎駿(はやお)氏とジャーナリストの鳥越俊太郎氏の就任が決まりました。基金準備委員会が8日、那覇市内で会見し、発表しました。
共同代表は、これまで決まっていた前嘉手納町長の宮城篤実氏、俳優の故・菅原文太さんの妻の菅原文子さん、報道写真家の石川文洋氏らに加え、9氏となりました。
会見で、基金準備委員会代表の新里米吉県議は宮崎氏の共同代表就任について、「世界的にも有名な方で、辺野古基金が全国、世界にアピールされていくことで、辺野古に新基地を造らせない運動にも連動していくだろう。非常に意義がある」と述べました。
宮崎氏は昨年、「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」との文章を寄せていました。
設立から約1カ月たった7日時点での基金への寄付金額は、1億4138万1702円となりました。振込件数は5421件でした。
また、本格的に全国に呼びかける総会を、13日に開き、翁長雄志知事にも来賓として出席を依頼するとしています。
宮崎氏は同日、「沖縄の人たちがそういう覚悟をするなら、支援するしかないと思った」とのコメントを発表しました。