2015年4月27日(月)
パレスチナ承認すべき
穀田氏 世界の中で役割果たせ
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日本共産党の穀田恵二議員は17日の衆院外務委員会で質問し、「いまこそパレスチナの国家承認を行い、国際的な流れに合流し、役割を果たすべきだ」と求めました。
穀田氏は、パレスチナの国家承認の国際的流れが強まっているとして、昨年10月にスウェーデンが承認し、承認国が135カ国に達したことや、英下院や仏下院などがパレスチナ国家の承認を求める決議を相次いで採択していることなどを指摘。国連安全保障理事会で、中東和平に関する決議に反対してきた米国の対応も変わる可能性もあることなどを紹介しました。
穀田氏は、日本が2012年11月の国連総会でパレスチナをオブザーバー国家として承認する決議に賛成していることにふれ、「どうして、国家承認に進まないのか」と質問。岸田文雄外相は、「和平プロセスに資するかどうかを考え、総合的に検討しなければならない」と述べるにとどまりました。
穀田氏は、日本による承認は、パレスチナへの支援とイスラエルに対して2国家共存の重要性を示すという二つのメッセージを発することになるとの声がアラブ諸国からあげられていることを指摘。承認は和平のためにもなると強調しました。