2015年3月20日(金)
国連防災世界会議が閉幕
災害死者30年までに削減を
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仙台市で開かれていた第3回国連防災世界会議は18日深夜、国際的な防災指針「仙台防災枠組み2015―2030」を採択し、19日未明に閉幕しました。枠組みでは国連として初めて減災の目標を設け、達成に向けた取り組みを各国に求めました。
減災目標は、災害による死者数や被災者数について、「10万人当たりの平均値を20〜30年の間に05〜15年より減らし、30年までに実質的に削減する」と明記。経済損失、病院など重要インフラ施設の損害を実質的に減らすほか、途上国への国際協力、災害発生を予測する早期警戒システムの利用者、防災戦略を策定する国をそれぞれ拡大することをうたいました。