2015年3月14日(土)

“三悪予算”引き続き追及

志位委員長が会見

（写真）記者会見する志位和夫委員長＝13日、国会内

　日本共産党の志位和夫委員長は１３日、国会内で記者会見し、同日、２０１５年度政府予算案が衆院を通過したことについて、衆院段階での論戦を振り返るとともに、参院でのたたかいの展望を語りました。

　志位氏は、１５年度予算案は(1)社会保障切り捨て(2)大企業減税など大企業優遇(3)５兆円を超える軍事費に道を開く軍拡予算―という三悪予算だと改めて批判｡｢日本共産党は､この予算案に正面から対決し、抜本的組み替えを提起してたたかってきた｣と強調しました｡

　また、衆院の論戦では、予算案の害悪をただすたたかいをはじめ雇用問題、沖縄の米軍新基地建設問題、集団的自衛権の問題、原発問題、歴史問題などで、「国政の根幹の問題で安倍政権と正面から対決し、対案を示す論戦に取り組み、政治を動かすいろいろな成果もあげてきた」と強調。新人の衆院議員１４人全員が初質問を行ったことにふれ、「それぞれ多面的なテーマで国民の声を国会に届ける論戦を新人のみなさんが堂々とやったことも大事な成果で、今後につながってくるものです」と語りました。

　志位氏は、参院予算委員会でも予算案の三つの問題点を引き続き追及するとともに「政治とカネ」の問題では、引き続く疑惑の究明とともに「企業・団体献金の全面禁止、政党助成法の廃止、この二つの法案を提起して大いにたたかいたい」と表明しました。