2015年3月10日(火)
国策放送にするな
籾井NHK会長にノー 国会で集会
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露骨に政権べったり発言を続けるNHK籾井(もみい)勝人会長に対し「籾井会長NO! NHKを国策放送局にするな」と題する集会が9日、参院議員会館で開かれ、視聴者・放送関係者ら約140人が集まりました。怒りとともに、NHK改革案が示されました。主催は放送を語る会と日本ジャーナリスト会議。各地の「NHK問題を考える会」など26団体が賛同しました。
NHKを監視・激励する視聴者コミュニティの醍醐聰共同代表とメディア研究者の松田浩さんが会長選考について改革案を提案。醍醐さんは、会長の公募・推薦制を認めるようなNHK経営委員会の改組を訴え、松田さんは「籾井会長問題は制度上の欠陥を浮き彫りにした」と強調。権力からの自立を保障した独立行政委員会の設立を求めました。
リレートークで各地の会代表などがNHKへの危惧や改革の必要性を発言。日本共産党の吉良よし子参院議員が決意表明しました。
主催者によると、この1年で籾井氏罷免を求める署名は約7万4千人分。NHK退職者による籾井氏罷免の賛同者は2000人を超えました。視聴者・市民団体も14府県で発足するなど、急速に運動が広がっています。