2014年12月5日(金)
自然エネで豊かな日本を
消費者・事業者などシンポ
|
電力会社の「買い取り保留」など自然エネルギーを妨げる動きがあるなか、全国各地で自然エネルギーに取り組む消費者、事業者、環境団体などが「自然エネルギーで豊かな日本を創ろう!アクション」を始めました。4日、東京都内でシンポジウムを開き、会場いっぱいの170人が参加し、熱気にあふれました。
呼びかけ団体を代表して河野康子全国消費者団体連絡会事務局長が「国民的運動にしよう」とあいさつ。
シンポジウムでは、福島・会津電力の佐藤彌右衛門さん(全国ご当地エネルギー協会)、全国の中小企業が参加する「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」の鈴木悌介さん、政府審議会の委員も務める辰巳菊子さん(日本消費者生活アドバイザー・コンサルタント協会)、日本生活協同組合連合会の二村睦子さん、大地を守る会の藤田和芳さんが登壇しました。
福島で太陽光発電を始めた佐藤さんは、「原発がダメなのは明らか。豊かな水、森林、太陽にこそ未来がある」と話し、辰巳さんは「消費者もエネルギーを真剣に考える機会にしたい」と述べました。
千葉や奈良、宮城など各地の団体がリレートーク。エネルギー自立をめざす長崎県対馬市の自治体関係者も発言しました。
「アクション」では今後、全国でイベントなどを開くといいます。