2014年10月29日(水)
静岡・三島市 「慰安婦」問題理由に後援拒否
市民のつどい 「会」が公開質問状
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静岡県三島市が例年後援してきた「核兵器をなくし平和をつくる三島市民のつどい」(11月16日、市民文化会館)について、今年は日本軍「慰安婦」問題を理由に後援を断っていたことが分かりました。「核兵器をなくし平和をつくる三島市民の会」は27日、三島市役所を訪れ、豊岡武士市長宛ての公開質問状を提出しました。
市が拒否理由としてあげたのは、第3部のアトラクションで女優の有馬理恵さんが公演する「日本軍慰安婦問題について」の一人芝居。「慰安婦」問題は、「日韓間で外交問題化しており、政治的意図をもって取り扱われていると考えざるをえない場合もある」としています。
公開質問状では、外交問題化した理由を問い、日本政府が「河野談話」を認めているにもかかわらず、談話を否定する政治家やメディアなど日本の二枚舌的態度にあると指摘。さらに「河野談話」を尊重し、人権問題と平和運動の一環として、市民に真実を知ってもらう機会を提供することが、なぜ特別な政治的意図の恐れになるのか問いただしています。11月10日までの回答を求めました。