「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年10月22日(水)

オナガ沖縄知事選予定候補会見  一問一答

県民意思 日米に伝える

カジノ 将来に禍根残す

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 新基地断固反対を掲げて沖縄県知事選(30日告示、11月16日投票)に挑むオナガ雄志(たけし)前那覇市長が那覇市内で行った政策発表記者会見(21日)での主なやりとりは次の通りです。


写真

(写真)記者の質問に答えるオナガ沖縄県知事選予定候補=21日、那覇市

 ―辺野古新基地をつくらせないための、具体的な手法は

 オナガ 県知事選挙で勝利したら、辺野古埋め立てノーの県民の意思を日米両政府に改めて伝えることがまず重要です。また、知事になればいろんな権限をもつので、埋め立て計画の変更申請で知事の権限を使っていきたい。これはのめませんよ、ということは十二分にありえます。

 仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事の埋め立て承認の取り消し・撤回も視野に入れながら考えていきたい。取り消しは法的な瑕疵(かし)があればできると考えられます。県当局もそもそも、公有水面埋立法に基づく埋め立て承認に向けた環境アセスメントで、(環境保全は)厳しいと話していました。しかし、知事はだれとも相談せず、一人で承認を判断しています。法的な瑕疵は十二分にあると思います。知事になれば、この過程を検証していきたい。

 撤回は、法的な瑕疵がなくても、その後の新たな事象で撤回するということですが、知事の埋め立て承認に対して、県民がノーという意思を強く示すことが、新たな事象になると思います。

 ―東村高江のヘリパッド建設については

 オナガ オスプレイの専用的なヘリパッドになっている点もあり、「建白書」でオスプレイ配備撤回を求めていく中で、連動して反対することになると思います。

 ―普天間基地の返還をどのように行うのか

 オナガ 普天間基地の移設先を沖縄県が探すというのは発想が違うと思います。沖縄の基地は、戦争が終わって収容所にいっている間に、土地が囲われて、そこに帰ってきたら基地ができているわけです。今まで、一度たりとも基地を望んだわけでもない沖縄に70年も放置して、これを一つ動かすときに、県外はだめだから沖縄に置くしかないという発想そのものが間違いです。

 米軍専用基地の74%を沖縄におしつけておいて日本全体でそういうことを考えないというのは、民主主義国家としておかしい。だから日本全体で、基地をどこにおくか、あるいは置くべきかということもぜひ考えていただきたい。

 ―カジノについては

 オナガ カジノは、歴史、伝統、文化をベースにした沖縄観光のあり方を根底から崩しかねない。ギャンブル依存症などの問題もあり、沖縄の将来に禍根を残すと思います。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)誘致は、地元が希望し、喜ぶなら全面的に支援したいが、ここにカジノが入るのであれば反対です。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって