2014年10月3日(金)
大阪・泉南アスベスト国賠訴訟
最高裁判決控え集会
政治的解決を早く
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大阪・泉南地域の石綿工場での地域・家族ぐるみのアスベスト被害に対し国の責任を問う大阪泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の最高裁判決を1週間後に控え、原告団・弁護団は2日、参院議員会館で集会を開きました。会場いっぱいの300人が参加し、「最高裁勝利と早期全面解決を」と決意を固めました。
同訴訟は、1陣大阪高裁判決(2011年)が「産業発展が優先する」と原告の訴えを棄却する一方、2陣大阪高裁判決(2013年)は原告の訴えを認め、国の責任を明確にしました。1陣・2陣とも9日に最高裁判決を迎えます。
集会では、原告団の南和子さんが「提訴以来8年間で14人の原告が亡くなった。必ず勝利し、無念を晴らしたい」と決意表明しました。弁護団副団長の村松昭夫弁護士は、「10年以上にわたって対策を怠った国の責任は明確」と述べ、「判決を力に政治的解決を必ず勝ち取りたい」と話しました。
各党の国会議員が駆けつけ、日本共産党からは穀田恵二衆院議員、辰巳孝太郎参院議員、田村智子参院議員、仁比聡平参院議員、宮本岳志衆院議員があいさつしました。
首都圏建設アスベスト訴訟原告団・弁護団や公害患者団体などが連帯あいさつしました。