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2014年9月27日(土)

リニアで減水 毎秒2トン

大井川 下流7市水道利用量超す

静岡・島田市長「許されぬ」

共産党が懇談

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(写真)染谷市長(右端)らと懇談する(左から)佐々木、辰巳、もり氏ら=26日、静岡県島田市役所

 24日から静岡県入りした日本共産党国会議員団リニア中央新幹線プロジェクトチームは26日、島田市と静岡市で、市長や副市長ら担当者と懇談しました。辰巳孝太郎参院議員、佐々木憲昭衆院議員と、穀田恵二、井上哲士、市田忠義の各議員秘書、もり大介県議予定候補と両市の党市議らが参加しました。

 JR東海は静岡市北部の南アルプスにトンネルを掘り、リニアを通す予定です。そのため大井川水系の水が毎秒2トン減ると想定しています。この量は島田市を含む下流7市の水道利用量(毎秒約1・39トン=2012年)を超えます。

 「命の問題です。大井川の水は絶対に戻してほしい」。島田市の染谷絹代市長は声を強めました。すでに関連施設予定地を視察した染谷氏。現場を見ての疑問にもまともに答えないJRに不満です。「どうやって水を戻すのか聞きたい。説明ないままの着工は許されない」と訴えました。

 辰巳氏は「まず工法を示させるようにしたい。共産党は認可させないよう頑張る」と表明。佐々木氏は「国会で批判する議員を増やすよう奮闘する」と応えました。

 静岡市では山本克也副市長らが応対。山本氏は「環境破壊の懸念をJRに伝えてきたが、払拭(ふっしょく)する回答がない。納得するまで着工は認められない」と主張しました。佐々木、辰巳両氏は「厳しい声を上げていきましょう」と激励しました。


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