2014年8月19日(火)
北富士での訓練強行やめよ
山梨 共闘会議が国に要求
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垂直離着陸機MV22オスプレイが陸上自衛隊北富士演習場(山梨県)と米軍キャンプ富士(静岡県)で19〜22日に離着陸訓練を検討している問題で、山梨県内17の平和・民主団体でつくる「北富士演習場全面返還・平和利用県民共闘会議」(北富士共闘会議)は18日、小野寺五典防衛相と岸田文雄外務相あてに訓練中止を求める申し入れ書を、両省の担当者に手渡しました。
観光シーズンの7〜8月は、北富士演習場使用協定で「現地連絡協議会で協議調整のうえ、努めて小火器をのぞく実弾射撃訓練等は行わない」と定められています。ところが、在日米軍は一方的な通告で訓練を強行しようとしています。席上、安保破棄山梨県実行委員会の菅沢三郎事務局長は「使用協定違反だ」と指摘。今回の飛来・離着陸訓練は「東日本で初の本格的かつ海兵隊の実践的戦闘力を維持・強化するためのもの。今後日本全土の訓練の拠点として常態化される危険があり、見過ごすことはできない」として、中止を強く求めました。
応対した防衛省地方調整課と日米防衛協力課の担当者は、「米側に配慮するよう求めている」としながらも、「周辺・関係自治体の住民には安全の確保などの説明を行い、理解を求めていく」と発言。出席者から「なぜ米軍側に訓練をやめるよう求めないのか」など厳しい批判の声が上がりました。
申し入れには日本共産党の塩川鉄也衆院議員、田村智子参院議員と、小池晃参院議員の秘書が同席しました。