2014年8月14日(木)
鹿児島・奄美大島に陸自配備
住民、防衛副大臣に抗議
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鹿児島県の奄美大島に陸上自衛隊を配備する計画について、武田良太・防衛副大臣は12日、奄美市と瀬戸内町の両首長を訪問し、配備受け入れを求めました。配備に反対する住民約100人が奄美市役所前に駆け付け、「奄美への自衛隊誘致に絶対反対」「平和な島に自衛隊はいらないぞ」と声をあげ強く抗議しました。
市民らが自衛隊配備反対のシュプレヒコールをあげるなか、武田氏は、朝山毅(つよし)奄美市長と会談。非公開での会談後、記者団に「350人程度の部隊と、地対空ミサイルを配備する」とのべました。
朝山市長は、会談後の会見で受け入れを表明、「議会で誘致を求める意見書が上がるなど民意は得られた」として、市民への説明はしないと述べました。
住民らは、「戦争のための自衛隊配備には反対する」とリレートークで抗議。「戦争への道は許さない」などと書かれた横断幕を掲げ、武田氏を出迎えました。日本共産党のア田信正奄美地区委員長・奄美市議は、「集団的自衛権行使容認など軍事拡大路線のなかに今回の配備問題がある」とリレートークで厳しく批判しました。
瀬戸内町には、警備部隊と地対艦ミサイル部隊合わせて200人を配備することを要請。町は受け入れを表明しました。