2014年6月13日(金)
「国会が秘密法の共犯に」
秘密会設置法案 志位委員長が批判
12日の記者会見で日本共産党の志位和夫委員長は、秘密保護法施行に向け国会に秘密会(「情報監視審査会」)を常設するための国会法改定案について記者団から問われ、「『監視機関』などといわれているが、『監視』などと呼べるものではない。秘密法の共犯に国会がなるという枠組みのものだ」と指摘しました。
志位氏は、「機関にどのような特定秘密を出すかどうかは、政府が実権を握っている。出された特定秘密について、出席した議員が外に持ち出すことは厳しく禁圧されて、厳罰に処される」と同改定案の問題点を列挙。そのうえで、「結局、国会を政府の秘密保全体制に組み込み、国会を秘密法の“共犯者”に仕立てる内容であって、到底賛成できない。秘密法は廃止しかない」と主張しました。