2014年6月10日(火)
保育の可能性輝け
全国研究集会に過去最高2100人
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保育士や研究者らが集い、保育の実践や情勢を学ぶ全国保育問題研究集会が6〜8日の3日間にわたり、大阪、寝屋川の両市で開かれました。同実行委員会が主催し、過去最高の2100人超が参加しました。
来年度から施行されようとしている「子ども・子育て支援新制度」の下では、「子どもの命と尊厳が保障されない保育が横行する」と警鐘を鳴らし、保育の専門性と可能性を追究してきた蓄積を生かして「保育のすばらしさと可能性を大きく光り輝かせよう」との集会宣言を採択しました。
戦前から活動を始め、思想弾圧を受けた歴史をもつ団体として「『憲法を守ること』も外せないテーマだ」と、俳優で日本平和委員会理事の有馬理恵さんを招きました。有馬さんは「差別と戦争をなくすために」と題して、出演舞台の一場面を交え、人権や民主主義について語りました。
実行委員会は参加者が過去最高となったことについて、保育新制度と改憲への危機感の強さのあらわれとみています。