2014年5月4日(日)
「僕らの民主主義」 秘密法に反対
学生400人デモ 東京・新宿
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秘密保護法に反対する学生ら約400人が3日、東京・新宿駅周辺でデモを行い、「立ち上がれ、起き上がれ、権利のために」「これが僕らの民主主義だ」と声を上げました。
デモを主催したのは全国20以上の大学の学生でつくる「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」。ツイッターやフェイスブックで呼びかけて今年2月に初めてデモを成功させ、今回は2回目です。
参加者はヒップホップの音楽に合わせ、にぎやかにコール。代わる代わるマイクで思いを訴え、沿道の注目を集めました。
東京都内の大学3年生の男性は「政治に関心を持つ人が周りに少ないので、こうやって同年代が一緒に声を上げられるのは貴重な体験」と感慨深げ。男性の友人で都内の大学2年生の女性は「安倍首相が憲法を変えようとしているときに秘密法を無理やり通したのは、戦前と同じ。憲法記念日の今日、このデモをやることに意味があると思う」と語りました。
「友人と自由に意見を交わすこと、知りたいと思ったことを知れる世の中がいい」とマイクで語ったのは明治学院大学4年生の女性。人生で初のデモが2月のデモだったといいます。「以前はデモに参加する勇気はありませんでしたが、このデモが自分の意見を言いやすくしてくれた。私たちが政治家に意見を言い続けること、行動していくことが大切」と話しました。
買い物途中でビラを受け取った会社員の女性(25)は「新しいデモのやり方ですね。明るい感じがいい。秘密保護法がどんな法律なのか考えたい」と語りました。