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2014年4月15日(火)

NHK日曜討論 限定容認 成りたたぬ

集団的自衛権 笠井氏「外交力こそ」

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 日本共産党の笠井亮衆院議員は13日のNHK番組「日曜討論」に出席し、集団的自衛権の行使容認問題などについて与野党の代表と議論しました。笠井氏は、行使に条件をつける「限定容認」論について、「限定があろうがなかろうが、海外で戦争しない国からする国への大転換だ。いったん容認すれば、日本の海外での武力行使につながり、議論自体が成り立たない」と批判しました。

 自民党の岩屋毅・安全保障調査会長は「他国の領土・領海・領空に(自衛隊が)立ち入らないと決めるのも一つの選択肢だ」と述べ、限定的行使であれば現行憲法の下でも認められると主張。日本維新の会、みんなの党の出席者も集団的自衛権自体を容認すべきだとの姿勢を示しました。

 笠井氏は、日本への攻撃がなくても自衛隊の武力行使ができるようにするのが集団的自衛権の行使であり、この歯止めを外せばイラク戦争のような多国籍軍への参加にも道を開くことになると指摘。自民党の石破茂幹事長が地球の裏側への派兵も「排除しない」と述べていることをあげ、「限定というが、時の政権の判断で(行使範囲は)際限なく広がる」と批判しました。

 さらに笠井氏は、国民の多くが反対する中、憲法解釈の変更によって戦争できる国に変えることは「国民の戦争体験と歴史への挑戦だ」と指摘。「日本がやらなければならないのは、憲法9条の下で外交力を発揮し、東アジアに平和的環境をつくる先頭に立つことだ」と強調しました。


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