2014年4月1日(火)
庶民の生活直撃 こんなに
増税以外もズシリ
1日から消費税率が3%増になります。その上、安倍晋三政権がおしすすめる社会保障制度の改悪による社会保険料の引き上げなどは、暮らしをさらに、圧迫します。
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「国保料と介護保険料を差し引くと、月々の年金額は約4万円。いまでも食べるのがやっとなのに、4月から0・7%引き下げられたら、生活していけない」―。東京都東村山市に住む女性(68)は、ため息交じりに話しました。
女性をさらに不安にするのは、医療費の窓口負担です。「70歳になれば、3割から1割負担になるのかと思っていたのに…。2割負担なら、いまと変わらず病気になっても病院に行けませんね」
6月からは復興増税として、10年間にわたって住民税が年額1000円高くなります。
これに輪をかけて消費税増税は、庶民の暮らしを直撃します。
東京都渋谷区で手作りサンドイッチ店を32年間営む女性(63)。「個人の店は生き残れない。『ちょっと具を少なくしていいから、値上げしないで』とお客さんから言われます」。インターネットを見て、わざわざ来るお客さんもいます。店は夫と娘とで50種類のサンドイッチを作ります。110円のたまごサンドが人気。「材料の値上げも痛い。小麦は買い置きできても、卵や野菜など生ものは買いだめできない。コンビニに対抗するには、自分たちの商品を心をこめてつくるしかない。厳しい」と話します。