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2014年3月26日(水)

佐世保拠点に 水陸両用車配備も

水陸機動連隊創設へ

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 防衛省は自衛隊の「海兵隊」化を打ち出した新防衛大綱に基づき、長崎県佐世保市の崎辺地区に水陸両用車を配備するとともに、これを運用する「水陸機動連隊」を同市の陸上自衛隊相浦(あいのうら)駐屯地に創設する方針を固めました。武田良太防衛副大臣が24日、佐世保市に伝えました。来年3月までに準備隊を置きます。

 日本共産党の山下千秋市議は「安倍政権が狙う集団的自衛権の行使容認と並ぶ重大な動き。佐世保が『戦争する国』の最前線になろうとしている」と警鐘を鳴らします。

 佐世保市によれば、佐世保重工が所有する崎辺西地区の一角が水陸両用車の拠点候補地とされています。新大綱に基づく中期防衛力整備計画では、2018年度までに水陸両用車52両を配備する計画です。

 加えて、崎辺東地区の旧米軍LCAC(エアクッション型揚陸艇)基地を海上自衛隊の「おおすみ」型大型輸送艦が停泊できる岸壁として整備する計画です。

 さらに、相浦駐屯地に「水陸機動連隊」を新設。同駐屯地にはすでに、「離島防衛」を専門とする西部方面普通科連隊(700人)が配備されていますが、これを「水陸機動団」に再編成し、自衛隊の水陸機動部隊全体を指揮・統制します。

 政府はこれらの部隊を「南西諸島防衛」にあて、中国と軍事的に対峙(たいじ)させる考えです。北東アジアの軍事的な緊張を高める重大な動きです。

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