2014年2月21日(金)
衛藤発言は「首相の本音」
志位委員長が指摘
日本共産党の志位和夫委員長は20日の記者会見で、安倍晋三首相の靖国神社参拝をめぐり米政府を批判した衛藤晟一首相補佐官の発言について「首相の本音を代弁したものだ」と指摘しました。その上で「首相自身が靖国参拝を反省しない、当然だと居直っているところに一番の問題がある」と首相の姿勢を批判しました。
志位氏は、自身が衆院本会議の代表質問(1月29日)で靖国参拝問題を取り上げた際、首相が「国のリーダーが戦争の犠牲者に哀悼をささげるのはあたり前のことで当然だ」と答え、何の問題もないという立場を表明したことをあげ、「何の問題もないということは、アメリカによる『失望した』という批判はあたらないと言っているわけだ」と強調しました。
志位氏はその上で、首相の靖国参拝は「“先の大戦は自存自衛の戦争だった”“アジア解放の戦争だった”という靖国神社の侵略戦争肯定美化論に自らの身を置き、それを世界に向かって宣言することになるわけで、こういう行動を一切やめることを強く求めていきたい」と語りました。