2014年2月5日(水)
自然壊す大型開発反対
多摩など 宇都宮都知事候補訴え
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東京都知事選(9日投票)で激しい追い上げをしている宇都宮けんじ候補(67)=無所属、日本共産党、社民党など推薦=は4日、町田、多摩両市などで訴えました。雨から雪に変わる荒天の下、「もう一歩です。残り5日間、寒さを吹き飛ばすたたかいをしましょう」と呼びかけました。
宇都宮氏は、サラ金被害者の救済など42年の弁護士活動を生かし「生活者目線の都政に切り替えたい」と主張。国と石原・猪瀬都政が進める圏央道工事で高尾山の自然が壊されていると批判し「多摩の豊かな自然を壊す大型開発には断固反対します」と訴えました。
福島原発事故で郡山市から静岡県へ自主避難した男性(47)は、当時、日弁連会長として被災者支援に奔走した宇都宮氏の実績を紹介しました。
町田駅前では、デッキに鈴なりとなって並ぶ聴衆から「けんじ」コールがわき起こりました。
高校教員の息子を持つ町田市の女性(51)は「教員は残業が多いので、宇都宮さんが『教員がのびのび活動できる環境づくり』を政策に掲げているのは良い。脱原発とともに実現してほしい」と話していました。