2013年12月22日(日)
安倍首相“電波ジャック”
秘密保護法で虚偽説明
原発再稼働改めて固執
3番組出演
安倍晋三首相は20日、昼から深夜にかけて民放テレビ局のTBS、テレビ朝日、テレビ東京の3番組に生出演し、“電波ジャック”さながらの政府広報活動を行いました。
このうち、テレビ朝日番組「報道ステーション」で安倍首相は、広範な国民が撤廃を求める秘密保護法について「国民から厳しい叱正があったことは真摯(しんし)に受け止めなければならない。今後の国会運営に生かしていきたい」と改めて言い訳。「(秘密保護法で)一般国民が巻き込まれることはない」とでたらめな説明を繰り返しました。
テレビ東京番組「ワールドビジネスサテライト」で安倍首相は、“お友達”でもある政府の経済財政諮問会議メンバーの伊藤元重東京大学教授が同席するなか、「成長戦略」や「規制緩和」について持論を展開。「この道(アベノミクス)しかない。ほかの道があるなら教えてもらいたい」と開き直りました。
視聴者から「介護をする方の所得は低すぎます。個人に届く補助を実現してください」との質問に安倍首相は「大きな課題だ。なかなか今むずかしい」と述べるだけでした。
TBS番組「ひるおび!」で安倍首相は「原発は即ゼロとはいかない」「再稼働は、世界で一番厳しい基準で安全と判断されたものから再稼働する」として原発再稼働に改めて固執しました。