2013年12月13日(金)
カネボウ白斑
身体被害も賠償を
大門氏「集団的消費者被害だ」
参院消費者特
日本共産党の大門実紀史議員は3日の参院消費者特別委員会で、被害を受けた消費者の代わりに消費者団体が訴訟が起こせる集団的消費者被害回復特例法案に関連して、カネボウ化粧品による白斑被害の問題をとりあげました。
大門氏は、白斑被害者が1万6600人、そのうち重症患者が5474人にのぼり、まさに集団的消費者被害となっていると指摘。一方で、同法案をカネボウ白斑問題にあてはめた場合、被害の回復がはかられるのは化粧品の購入代金に相当するものだけに限られ、治療費や慰謝料などが対象外となるなど範囲がきわめて限定的になっている問題点を指摘しました。
その上で大門氏は、法案施行後の検討の中で、身体的被害等についても損害賠償の対象とするよう要求しました。
森雅子消費者担当相は、「議員の指摘を重く受けとめてまいりたい」と答弁しました。