2013年12月10日(火)
秘密保護法撤廃へ 各地で行動
私たちは黙らない
デモで訴え■「行動いつ」電話続々■署名に列
街頭での訴えに加え、「私たちは黙らない」とのプラカードを掲げたデモや緊急集会…。国民の知る権利を侵害し、国民の運動を敵視する秘密保護法の成立に抗議し、撤廃を求める新たな行動が全国各地で始まっています。
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東京では、憲法改悪反対共同センターが9日夕、御茶ノ水駅前で宣伝行動をしました。全労連の高橋信一副議長ら15人が参加。成立に抗議し、廃止を求めるビラを配布しました。
ビラを手にした女性(25)=東京都足立区=は、「国民の意見を聞かず、勝手に法律を決めるなんて納得いかない。若い世代に広がる運動の力で廃止にしたい」
憲法改悪反対の署名に応じた会社員の女性(55)=埼玉県さいたま市=は、「数を頼んで強行したあげく、何が秘密かもわからないでしゃべって逮捕されたらたまらない。政党レベルでも、市民レベルでも超党派の共同で廃止を求めたい」
京都では8日、青年や市民が呼びかけた秘密保護法の廃止を求めるデモ行進が行われました。京都市東山区の円山公園を出発し、ドラム隊を先頭に300人が元気に市民にアピールしました。
出発前のスピーチで「あきらめずに撤廃の声をあげるスタートの日」「政府に対する市民の主張まで罪に問われる法律。自由を守る共同を広げ、必ず廃止しよう」との訴えがありました。
参加者は「私たちは黙らない。監視社会はまっぴらごめん」のプラカードを掲げ、「自由を守ろう」とコールを響かせました。
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北海道旭川市では、平和委員会や日本共産党などの事務所に「抗議行動はいつやるのか」「私も参加したい」という問い合わせが続き、8日に「いらんしょ秘密保護法 街頭行動」を実施しました。
撤廃を求める街頭署名宣伝はどこでも市民の関心が高く、「開始から約15分間で用意した250枚のビラがなくなった」(青森)、「JR長野駅前での署名に列ができ、30分間で109人が署名した」(長野)などの反響がありました。