2013年12月4日(水)
民意無視の政府・与党
7野党が慎重審議求める
秘密保護法案で緊急集会
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野党7党は3日、秘密保護法案の慎重審議を求める緊急集会を国会内で開き、民意を無視して暴走する政府・与党を非難しました。集会は、市民のデモをテロ扱いした自民党の石破茂幹事長発言に抗議し、法案の慎重審議を求めることで一致した野党7党の書記局長・幹事長会談合意(2日)を受けて開催されたものです。日本共産党の志位和夫委員長、市田忠義書記局長をはじめ、民主、維新、みんな、生活、社民、新党改革の代表や幹事長、衆参の国会議員らが多数参加しました。
発言にたった日本共産党の仁比聡平参院議員は、「何が秘密かも秘密」「国民監視の仕組み」など「審議をすればするほど、憲法原理と両立しえない法案の危険な骨格があらわになっている。徹底した慎重審議のうえ、廃案を求め全力でたたかう」と表明しました。
「ありとあらゆる問題が広がるなかで、審議を尽くしていくことが必要だ」(民主・福山哲郎参院議員)、「法案は政治家として容認できない」(生活・鈴木克昌幹事長)、「多数で何でもやれるという姿勢を許してはならない」(社民・又市征治幹事長)との批判が相次ぎました。
法案「修正」を共同提出した党からも、「(第三者機関の)独立性が疑われる話になれば、重大な決意を持ってのぞむ」(維新・小沢鋭仁国対委員長)、「衆院で法案が通ったから参院がおろそかであっていいとはならない」(みんな・浅尾慶一郎幹事長)との発言がありました。