2013年12月4日(水)

野党、抗議の共同会見

参院安保特の与党強行受け

（写真）与党の議決強行に抗議して開かれた野党共同記者会見。発言しているのは井上哲士参院議員＝３日、国会内

　４日の参院本会議開催を定刻時間外の正午にずらし、空いた午前の時間に首相出席の質疑を入れ、さらに４日午後の地方公聴会開催を、３日の参院国家安保特別委で与党側が強行したことを受けて、野党の国対委員長や議運理事、国家安全保障特別委員会の理事らは共同で記者会見しました。

　日本共産党の井上哲士参院国対委員長は「国民の声をまともに聞けない与党の姿勢が、今日の強権的な運営にあらわれている」と批判。参院議運理事の仁比聡平議員は、「世論に追い詰められた焦りの姿だ。（公聴会で）国民の声を聞いたといわせない」と述べ、必ず廃案に追い込む決意を表明しました。

　各党も「怒りでいっぱいだ。与党はどれだけおごれば気が済むのか」（民主・榛葉賀津也参院国対委員長）と批判しました。