2013年11月19日(火)
オスプレイ展示を中止
岐阜・各務原の空自「航空祭」
防衛省
防衛省は18日、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイを、航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原(かかみがはら)市)の「航空祭」(24日)で展示する計画を撤回しました。各務原市が同日、防衛省から展示を行わないとの回答があったと発表しました。
各務原市など4市町の首長らは同日、基地司令の山倉幸也空将補らと面会し、計画の詳細や安全対策の説明を求める文書を手渡しました。基地側は、「フィリピンの災害救助のために中止する」と回答したといいます。
防衛省は15日にオスプレイの展示を米軍と調整していると突然発表。小野寺五典防衛相も「本土で理解を得る機会にしたい」などと述べていました。
地元では、住宅街にある基地に「墜落・炎上事故を重ねてきたオスプレイを飛来させてはならない」との声が上がり、日本共産党は発表された日に、市に展示中止の意思を明確にするよう申し入れました。
党市議団長の波多野こうめ氏は「4市町の基地協議会の機敏な行動も、オスプレイを来させない動きをつくることにつながった。沖縄と連携を取り、危険なオスプレイそのものを日本全土に飛ばさせないための動きを強めていきたい」と話しています。