2013年11月15日(金)
修正で危険減らない
外国特派員協会 仁比氏ら会見
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日本外国特派員協会は14日、日本共産党の仁比聡平参院議員ら秘密保護法案に反対する4人の野党議員の共同記者会見を開きました。4氏はそれぞれ、国民の目、耳、口をふさぐ秘密保護法案の廃案を訴えました。
記者会見したのは仁比氏のほか、社民党の福島瑞穂、生活の党の主濱了、無所属の山本太郎の各参院議員。
仁比氏は、同法案が憲法に基づく平和、民主主義の原則、基本的人権を侵害する希代の悪法だと強調。「修正で危険性が減じられるものではない。日本共産党は、断じて廃案を求めていく」と訴えました。
各議員も法案の危険性を指摘。「国際水準から見ても問題がある」(福島氏)、「多くの国民が広範に人権が侵害されるのではないかと心配している」(主濱氏)、「今でもすでに国民に示されない秘密が多い。その上、この法律ができれば、どうなるのか」(山本氏)などと廃案を訴えました。
仁比氏は、推進勢力が外国の脅威を理由に法案の成立を狙っていることについて問われ、「人権を侵してまで対応すべき外部からの脅威というものを政府は何一つ示していない。また、国家公務員法や自衛隊法など、従来の法律で足りないという事実も示していない」と指摘しました。