2013年11月3日(日)
“秘密保護法案廃案に”
共産党が全国いっせい宣伝
東京・新宿で小池氏
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国民の目・耳・口をふさぐ「秘密保護法案」をめぐる臨時国会の情勢が緊迫するなか、日本共産党は2日、同法案を廃案に追い込むため、全国各地でいっせい街頭宣伝にとりくみました。「『秘密保護法』制定に反対する請願署名」用紙付きのビラを配布し、署名を呼びかけました。
東京・新宿駅西口では、小池晃副委員長・参院議員、大山とも子都議の訴えに、雨天にもかかわらず数多くの人が立ち止まり、拍手。弁士も驚くほどの反応でした。
小池氏は、秘密保護法案について「何が秘密かも秘密にし、政府が勝手な口実で、何が秘密かも分からないうちに国民を逮捕、投獄するものだ」と指摘。「外交・防衛の専門分野の人だけでなく、多くの国民がこの法律で弾圧される危険性がある。国民みなさん自身の問題だ」と強調しました。
小池氏は「日本を『戦争ができる国』につくり変えるために、国民の目・耳・口をふさぎ、政府を批判し、政府を追及する者を封じこめる戦前のようなやり方を絶対に許すわけにはいかない」と述べ、民主主義破壊を許さない一点で共同をと呼びかけました。
宣伝の様子を見ていた会社員の男性(40)は「いきなり逮捕されるのは怖い。秘密が増え、国家権力が暴走する危険性を感じます」と話します。大学4年生の男子学生(中野区在住)も「秘密保護を建前に真実がひた隠しにされれば、うそやでたらめの情報に左右され、国民が混乱する。何が特定秘密に指定されるのか分からないから怖い」と語りました。