2013年10月26日(土)
国の悪事隠すのか
秘密保護法案閣議決定に抗議
官邸前
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首相官邸前で25日朝、市民らが秘密保護法案の閣議決定に抗議しました。雨のなか、出勤前の会社員など約80人が参加。交代でマイクを握り、「すべての人のプライバシーや、暮らしを壊す」「国の悪事を暴けなくなる」などと法案の危険性を訴えました。
抗議行動は、首相官邸で閣議が行われる時間に合わせて市民の声を伝えようと、「秘密保護法を考える市民の会」がインターネットなどを通じて緊急に呼びかけました。
集まった市民らは午前8時半に抗議を始め、「秘密保護法は廃案に」「閣議決定するな」と唱和。市民の会は、都内3カ所で行った街頭シール投票の結果を「回答者689人で、法案に賛成はわずか34人」などと示し、政府に国民の声を聞くよう求めました。
新聞などで法案に反対する市民の存在を知って官邸前に駆けつけた男性(65)=杉並区、税理士=は、「公務員の中にも、勇気を持って内部告発する人がいる。これを抑え込もうという法案。“国家謀略隠ぺい法”とでもいうべきものだ」と話しました。