2013年10月14日(月)
秘密保護法案 大運動起こし絶対阻止
NHK「日曜討論」 穀田国対委員長が主張
日本共産党の穀田恵二国対委員長は13日放映のNHK「日曜討論」で、15日に召集される臨時国会で安倍内閣が成立を狙う国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案と一体の秘密保護法案について、「与党が言っている『知る権利の保障』ができないのがこの法律だ」と批判しました。
穀田氏は、同法案はアメリカからの情報の共有と保護が出発点であり、集団的自衛権の行使容認など「憲法9条を壊し、日本がアメリカと一緒に戦争する国をつくる重要な一歩だ」「憲法が保障する基本的人権をじゅうりんし、国民の目・耳・口をふさぐものだ」と指摘。日弁連や日本ペンクラブ、日本新聞協会などが反対や懸念の声を上げていることを示して、「絶対許さないという立場で大運動を起こし、法案提出をやめさせ、成立を阻止するためにがんばりたい」と表明しました。
さらに穀田氏は、与党がNSC設置法案と一体で秘密保護法案を審議するために特別委員会を設置しようとしていることに言及。特別委員会は短期間で法案を通してしまおうというのが常だとして反対しました。
穀田氏は、環太平洋連携協定(TPP)交渉について、安倍晋三首相が「丁寧に情報提供していく」と約束していたことを指摘。実際に交渉に入ったら政府が交渉内容を秘密扱いしている上、自民党が「聖域」だとしてきた重要農産物5項目について関税撤廃の検討を進めていることを示し、「二重の意味で約束ほごだ」と批判しました。