2013年9月12日(木)
認可保育園増へ条例案
共産党都議団 用地購入費へ補助
日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は11日、都庁内で記者会見し、18日から始まる都議会第3回定例会に、認可保育園の増設にむけて、用地購入費を都が補助する条例案を提出すると発表しました。
|
党都議団として、4年ぶりに獲得した議案提案権を初めて行使します。
認可保育園を希望しても入れない待機児数が東京都内で2万1360人(4月時点)にのぼります。6月の都議選では、待機児解消が大きな争点になりました。
この条例案は、区市町村および社会福祉法人が、認可保育園を新設・増築する場合の用地確保を援助するため、都が土地購入費へ補助をするもの。1カ所あたり10億円を上限とし、区市町村には購入費の2分の1、社会福祉法人には同4分の3を補助します。来年4月から実施し、予算規模は4年間で200億円、8000人の定員増を想定。党都議団は、このほか、都有地・国有地の活用促進なども含め、4年間で約3万人分の増設が必要だとしています。
会見には、大山とも子、清水ひで子、大島よしえ、和泉なおみの各都議が出席。大山氏は10日、各会派に条例案の共同提出を申し入れたと報告。「都議会では、これまで、知事も各党も認可保育園増設に言及しています。働くお父さん、お母さん、日本と東京の将来を考えるならば、必ずや賛同してくださると思います。成立させるために、最後まで全力を尽くしたい」と語りました。