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2013年9月10日(火)

関東大震災

中国人犠牲者を追悼

虐殺事件 国家責任問う

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 関東大震災の混乱直後、天皇制政府と反動勢力が広めた流言により、軍や警察、自警団によって中国人、朝鮮人、社会主義者らが虐殺された事件から90年。被害にあった中国人労働者を追悼しようと8日、東京都内で集いが開かれました。主催は関東大震災中国人受難者を追悼する会。

 当時、多くの中国人が日本に出稼ぎに来ていました。南葛飾付近に住んでいて犠牲になった周瑞楷さんの孫・周江法さんと、留学生として来日し、厳しい労働条件下におかれた中国人労働者を支援していた王希天さんの孫・王旗さんら遺族も参加し、献花しました。

 記念講演やリレートークも開催。王希天さんの死の真相を追っている田原洋さんが講演しました。「当時の日本で、朝鮮人は日本国民として扱われたが、中国人は外国人だった」「日本軍によって中国人が不当に殺されたというスキャンダルを、政府を挙げて隠蔽(いんぺい)しようとした証拠が残っている」と話しました。

 在日中国人2世の林伯耀さんは、当時の資料から、内閣が中国人虐殺を国際法上違法であり責任があることを認識していたとし、「国家の責任を問うところに歩みださなければいけないと思う」と語りました。


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