2013年8月24日(土)
原油高騰、復興に打撃
大門議員が水産関連調査・懇談
宮城・塩釜
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アベノミクス、円安による輸入原材料の高騰の影響などを調査するため、日本共産党の大門実紀史参院議員は23日、東日本大震災で被災した宮城県塩釜市の水産加工業関係者と懇談しました。天下みゆき県議、塩釜市議団が同行しました。
塩釜市団地水産加工業協同組合の岸蜚T布夫代表理事組合長は「原油価格の高騰で発泡スチロールが15%値上がりした。電気料金の値上げや消費税増税も計画されており、販路が拡大するどころか縮小するのではないか」と述べました。
塩釜商工会議所は、桑原茂会頭らが応対。被災した中小企業を支援するグループ補助金制度に関し「材料費や人件費は、グループ補助が決まった時よりも高くなっている。建物も建てられない」と対策を要望しました。
水産練り製品製造・販売業「阿部善商店」では阿部善久社長(塩釜蒲鉾連合商工業協同組合理事長)、阿部久壽会長が応対。阿部社長は「消費税は(転嫁できずに)完全にかぶっている」と述べ、取引先との関係で消費税分は身銭を切っていると説明しました。阿部会長も「一般の人の懐は良くなっていない」と訴えました。
大門議員は「消費税率を上げるなという一点で、頑張るしかない」と応え、中小企業も声をあげてほしいと激励しました。
大門議員は多賀城市で、多賀城・七ケ浜商工会の安住政之会長と懇談しました。