2013年6月5日(水)
認可保育園増設を
アベノミクスで庶民悲鳴 かち都議 迫る
都議会代表質問
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日本共産党の、かち佳代子東京都議(大田区選出)は4日、都議会代表質問に立ち、認可保育園の増設を求める声にこたえ「何人分の認可保育園をいつまでに増やすのか」と猪瀬直樹知事に迫りました。
かち氏は、党都議団の調査で、認可保育園を申し込みながら入れなかった子どもが4月1日時点で前年より2000人多い2万1000人を超えたと紹介。都の対応をただしました。
川澄俊文福祉保健局長は、国の現行定義では都独自の認証保育所・小規模保育の利用児は「待機児童に含まれない」と答弁。認可保育園の整備計画を示しませんでした。
かち氏は再質問で、この定義は厚生労働省が待機児を少なく見せるために変えたものだと批判。「子どもの安全、健康、幸せを守れる水準の認可園が多くの方の願い。この6年で待機児童が倍増した事態をどう認識するのか」と述べ、認可保育園の整備計画を示すよう再度迫りましたが、川澄局長は同じ答弁を繰り返しました。
かち氏は猪瀬知事が所信表明で「アベノミクス」を持ち上げたことにふれ、賃金低下やガソリン・小麦価格高騰、住宅ローン金利上昇で「庶民の悲鳴が広がっている」と批判。さらに解雇自由化や消費税増税、社会保障削減が行われれば「暮らしは破壊され、経済がさらに冷え込むことは明らかだ」と告発しました。
猪瀬知事は、今必要なのは「前向きな気持ちだ」と強弁。都民に痛みを押しつける姿勢を示しました。